あんたがたどこさ

あんたがたどこさ

肥後さ

 

肥後どこさ

熊本さ

 

熊本どこさ

せんばさ

 

せんば山には たぬきがおってさ

それを猟師が鉄砲で撃ってさ

 

煮てさ 焼いてさ 食ってさ

それを 木の葉でちょいとかぶせ

 

皆さんもこの歌を歌ったことがあるでしょう。

この歌に出てくる「せんば」は熊本に実在する地名です。

ところが熊本には「せんば山」は存在しませんでした。

とある説では、幕末の動乱期に熊本から埼玉に進軍してきた人と

埼玉は川越の人とのやり取りがこの歌になったというのです。

 

それを現代文に直してみると

 

川越の人「あんた達は何処から来たの?」

熊本の人「肥後から来たよ」

川越の人「肥後の何処?」

熊本の人「熊本だよ」

川越の人「熊本の何処?」

熊本の人「船場(せんば)だよ」

川越の人「ここにも仙波ってところがあって、

       そこにある仙波山には狸がいて、

       その狸を漁師が鉄砲で・・・」

となります。

そして、川越の仙波には仙波山があったそうです。

 

この話、信じるか信じないはあなた次第です(^^